EDは治療できる病気であるという認識が今では広がってきていますが、まだまだ恥ずかしいので他人に知られたくない、という方も少なくありません。
しかし放っておいても改善することは期待できませんし、出所の怪しい薬を使うのは健康被害などのリスクが伴います。
そんなときはクリニックで専門の医師に相談し、適切な治療を受けることが大切です。
思い切って診察を受けてみれば、意外と簡単に生活の質を向上させることができるでしょう。

ED治療は何科で受診すればいいの?

ED治療を受けるとしても、何科を受診するかで迷うことがあるかもしれません。
すべての診療科目がそろった総合病院なら、受付で問い合わせてみれば該当する診療科がわかります。
ED専門外来を設けている病院なら、より適切な治療を受けられるでしょう。
また東京や大阪などの大都市圏には、ED治療だけを専門にしているクリニックもあります。こうしたクリニックは症例豊富で医師のレベルも高いと考えられます。

地域によってはED専門外来や専門クリニックが見あたらない場合もあるでしょう。
そんなときは、まず泌尿器科に相談してみてください。性器に関する悩みであれば、泌尿器科でだいたい対応することができます。
しかしEDの治療薬を処方するだけなら、実は内科のクリニックでも可能です。
また皮膚科や美容外科などでも処方を行っているところは少なくありません。

もちろんどこのクリニックでも同じ治療を受けられるわけではなく、医師によっては得意だったり不得意だったりします。
また薬を処方してそれで終わりという病院もあれば、アフターケアも含めていろいろと相談に乗ってくれるクリニックもあります。
本当に適切な治療ができるかどうかは、事前に調べておいたほうがよいでしょう。
クリニックのサイトを検索してみたり、電話で問い合わせるなど、方法はいくらでもあります。

何でも相談できるかかりつけの医師がいる場合は、とりあえず診察を受けてみるのもひとつの方法です。
その医師はED治療に詳しくなくても、専門のクリニックを紹介してもらえることがあります。
ただし家族や近隣に知られると恥ずかしいという意識があるときは、まったく知らない土地のクリニックを訪問するのも悪い選択ではありません。

受付から診断までの流れ

ED治療といっても特別なことをするわけではありません。
普通に受付を通して診察を申し込み、医師に診断と処方を受けるだけです。
待たされるのは嫌だとか、待合室でほかの患者と顔を合わせるのは気まずいという場合もあります。
クリニックによっては予約制になっているところもあるので、事前に連絡しておくと待ち時間なしでスムーズに診察を受けられるでしょう。

EDは生活の質を低下させる病気ですが、命に関わるほどではないことから、保険適応にはなっていません。
そのため受付に保険証を持って行く必要はありません。
保険適応でないため治療費は全額自費負担となり、診察料や薬代はクリニックによって異なります。
同じ治療でもクリニックの選び方によっては、費用を安くすることが可能です。
保険を使うことで会社や家族にバレる心配がないことは、ひとつのメリットと考えることもできます。

EDの診察は問診が中心で、性器を見たり触ったりすることはまずないと考えてよいでしょう。
下着を脱ぐ必要はないので、恥ずかしいことはありません。
問診では現在の体調や生活習慣などについて尋ねられます。
治療薬は飲み合わせが悪いと思わぬ健康被害を及ぼすことがあるため、小さなことでも隠さず正直に答えるようにしてください。

もし必要ならば血圧検査や血液検査が行われ、最終的にEDと診断されれば適切な治療法を提案されます。
ほとんどの場合は内服薬を処方されますが、薬が体質や既往症に適していないと判断されたときには、別の治療法を勧められる場合もあります。
近年では効果の高い医薬品が次々に発売されているので、安易に頼ってしまいがちですが、根本的に治療するには生活習慣の改善も大切です。

無料でカウンセリングしてくれるクリニックもある

先述のように保険が利かず医療費が高額になりがちなので、少しでも経済的な負担を軽くしたいと考えるのは当然のことです。
一般の病院では初診料や検査料が数千円から1万円ほどかかります。
しかし無料カウンセリングを実施していたり、初診料が不要で薬代だけ負担すればよいクリニックもあります。
ED専門クリニックの中には、こうしたシステムを採用しているところが少なくありません。

専門クリニックでは受診する患者数が多く、ノウハウも確立しているので、無料カウンセリングを実施しても採算が取れるようになっています。
カウンセリングを受けたからといって、必ず医薬品を購入しなければいけないことはありません。
場合によっては薬の処方を受けずに、相談だけで改善することも考えられます。
また治療費の見積もりを訊いて、負担できないと思ったら治療を受けないという選択肢もあります。

たいていの専門クリニックでは無料カウンセリングでもプライバシーに配慮しているため、他人に悩みを聞かれることはありません。
女性の看護師がいると気詰まりだという方のために、医師もスタッフも男性だけを揃えた専門クリニックもあります。
いろいろと相談しやすいように工夫されているので、気軽に訪問してみるとよいでしょう。

すでに他のクリニックで治療を受けている方が、無料カウンセリングでセカンドオピニオンを聞いてみるのもひとつの方法です。
現在の治療法や薬代が本当に適当かどうかを判断する参考にしてください。
治療方針を変えれば、もっと効率よく低費用でEDを改善できるかもしれません。
多数の症例を経験している専門の医師なら、患者ひとりひとりに合った治療法を提案してくれるでしょう。

クリニックで処方される主なED治療薬

クリニックで処方される主なED治療薬には、シルデナフィル・バルデナフィル・タダラフィルの3種類があります。
シルデナフィルは最初に開発されたED治療薬で、すでに20年の歴史を持っており、世界中で多くの人に今なお愛用されている信頼性の高い薬です。
内服するだけで勃起を促す効果が数時間ほど継続しますが、媚薬ではないので性的興奮がなければ勃起しません。
生活習慣病からくる器質性EDにも、ストレスからくる心因性EDにも効果があります。

バルデナフィルは2番目に開発されたED治療薬で、効き目の早さが特徴です。
食事の影響を比較的受けにくく、短時間に強い効果を発揮するとされています。
タダラフィルは反対に持続性の長さが最大のメリットで、効き目が最大36時間も続くという特徴があります。
体質に合った薬を見つけて、それを使い続けるのが一般的ですが、それぞれの性質や使用する場面によって使い分けるのも良いでしょう。

現在シルデナフィルは特許権が切れているため、日本国内でもジェネリックが製造されており、多くの専門クリニックで処方を受けることができます。
ジェネリックの価格は先発薬の7割程度が相場で、価格は安いものの効き目はほとんど同じです。
その他の薬は日本製のジェネリックはありませんが、海外では流通しています。
一部のクリニックでは医師が輸入して患者に処方しています。

顕著な効果で知られるED治療薬ですが、血圧への影響や飲み合わせの悪い薬があるため、素人判断で安易に服用することにはリスクが伴います。
クリニックで専門の医師の指導を受け、用法や用量を守って正しく使用すれば、リスクを最小限にとどめつつ安心してEDを改善できるでしょう。